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2016年6月1日

登山とハインリッヒの法則

「ハインリッヒの法則」って、ご存知ですか?
日本では、「ヒヤリ・ハットの法則」と呼ぶことが多いですね。
リスク管理の仕事にかかわっている方には、
なじみの言葉ではないでしょうか。

ヒヤッとした、ハッとした経験がたび重なり放置しておくと、
そのうち中程度の事故を起こしますよ!
中程度の事故を放置しておくと、そのうち大事故を起こしますよ!
という警告の法則です。
これ、そのまま山登りにも当てはまるんですよ^^b

その発生確率は、
重大事故:軽微な事故:ヒヤリハット経験=1:29:300
つまり、300のヒヤリハット経験を少なくすることが、29の軽微な事故防止、ひとつの重大事故防止に繋がるというわけです。

この法則は、科学的(統計学的)根拠に基づいているんですよ。
アメリカの損害保険会社で、事故の調査部門の副責任者ハーバート・ウイリアム・ハインリッヒが、自社の事故を調査し、1929年に論文発表しました。




ちなみに、どらも登山中にヒヤッとした経験が何回かあります。
◆1回目:
本社ヶ丸の岩場で、上から降りてきた山ガールとすれ違う際、
彼女が浮石を踏んで転落しかけた。
瞬間的に彼女がどらをつかんだりしたら、二人とも転落したかもです。
あそこで落ちたら、まずは助からないでしょうね(恐!)
◆2回目:
金剛の滝で、通行禁止の標識を無視して登山道に入り、途中のトラバースで下が抜け、足を滑らせて1mほど落ちた。
このことがあってからは、通行禁止の道には入らないようにしています。
なぜなら、事故があったときに誰も通らないので、発見されないかも・・・
◆3回目:
倉岳山から雪の月尾根沢下山中、足を滑らせて5mほど滑落した。
アイゼン装着が必要と感じていたにもかかわらず、面倒なので、
装着しなかったのが原因です^^;

これを教訓として、
●危険な岩場では、安全な場所で相手が通り過ぎるのを待つ。
●通行禁止の道には行かない。
●雪道で危険を感じたらアイゼンは必ず装着する
を実践しています。

(おしまい)